“日本で体感できるドイツ・オーストリア・スイス”をテーマにお届けしている「Insider Tip」。クリスマスをどんな風に過ごすか考え中の方は、サンドラ・ヘフェリン(Sandra Häfelin)さんの南ドイツ流クリスマスを参考にしてみてはいかがでしょうか?

――まもなくクリスマスですが、サンドラさんの計画は?

今年は自宅で「ダダチャ(DA DA CHA)」のヴァイスブルスト(Weißwurst)を食べるつもりです。「ダダチャ」は実はご近所さんで、夫と散歩中に見つけたお店なんです。私は気が早いので、10月にはもう注文しました(笑)。

出典: © Sandra Häfelin

――ヴァイスブルスト、ミュンヘン名物の白ソーセージですね! 日本でも美味しいものが買えるとは朗報です。

「ダダチャ」は、オーナーの奥様が山形県出身で、名産の「だだちゃ豆」から名前をとったのだそうです。オーナーは元プロカメラマンで、以前仕事で南ドイツを訪れた際にソーセージとハムの味に感動し、「ダダチャ」でドイツの味を再現されているんです。

出典: © Sandra Häfelin

――ところで、クリスマスに白ソーセージをいただくのがドイツの伝統なのでしょうか?

私が育った南ドイツのミュンヘンでは、洗礼などのお祝いごとや、クリスマスなど、“おめでたい日”にヴァイスヴルストを食べる家庭が多いんですよ。

出典: © Sandra Häfelin

――なるほど。でも、ヴァイスブルストって、ちょっと食べるのが難しいんですよね……。

そう、皮をむいて食べなければならないのでコツが必要なんですよね。まずはソーセージに縦に大きく切れ目を入れて、中身を出していくとうまくいきますよ。いただくときは甘いマスタードでぜひ!

――どうもありがとうございました!

出典: © Sandra Häfelin

Information
ダダチャ(DA DA CHA)
東京都世田谷区尾山台3-10-5
TEL 03-5707-2755
営業時間 10:00 – 19:00
定休日 水曜
HP&通販 dadacha.biz/shop.html

Tip Giver
サンドラ・ヘフェリン(Sandra Häfelin)
ドイツ・ミュンヘン出身のコラムニスト。日独ハーフであることから、「ハーフはナニジン?」、「ハーフといじめ問題」、「バイリンガル教育について」など、「多文化共生」をテーマに執筆。著書に『ハーフが美人なんて妄想ですから!!』(中公新書ラクレ)、『ニッポン在住ハーフな私の切実で笑える100のモンダイ』(原作、漫画: ヒラマツオ/KADOKAWA)、『「小顔」ってニホンではホメ言葉なんだ!?~ドイツ人が驚く日本の「日常」~』(原作、漫画: 流水りんこ/KKベストセラーズ) など計11冊。ホームページ 「ハーフを考えよう!」 を運営。読売新聞「大手小町」にてコラム連載中。otekomachi.yomiuri.co.jp/tag/sandra

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