欧州連合(EU)加盟国の選りすぐりの作品を紹介する映画祭
14回目を迎える今年は初めて、日本に大使館を置く26のEU加盟国全ての作品が上映されます映画を通して、あなたのまだ知らないヨーロッパを見つけてみませんか?
オーストリア作品/壁/ユリアン・ペルスラー監督
女(マルティナ・ゲデック)がある朝、美しい自然に囲まれた山小屋で目覚めると、越えることのできないガラスの壁の中に閉じ込められていた。その向こうではすべての生き物が石になっているように見えるのだった……。犬と牛、猫と共に彼女はこの新しい生活に臨む。映像化が難しいとされるマーレン・ハウスホーファーの同名の原作小説(1997年、同学社)を基に、ある女性の感情の変化を描いた意欲作。
ドイツ作品/ロストックの長い夜/ブルハン・クルバニ監督
1992年8月24日に旧東ドイツの町、ロストックで実際に起こった難民襲撃事件を綿密に再現した作品で、現代史的な側面を持つと同時に現在の社会情勢の中での個々の意見や行動や立場を問う、いたってタイムリーな作品。多くの人々にとっていまだ、あるいは改めて突きつけられる難しい問題がテーマとなっている。暴力はどのようにして生まれるのか、どこへ進んでいくのか、我々にリアルにかつアーティスティックに体験させてくれる。
主催者名
在日EU加盟国大使館・文化機関/駐日欧州連合代表部/京都府京都文化博物館
日時
2016年06月18日 00:05 - 30日 23:55
場所
東京国立近代美術館フィルムセンター〒104-0031 東京都中央区京橋3-7-6