このたび、当館のコレクションを紹介する展覧会として、コレクション展2016-Ⅱを開催します。本展は、「コレクション・ハイライト」と題した前半部分と、後半の特集展示「ヒロシマの現代美術」により構成されます。
「コレクション・ハイライト」では、当館コレクションから選りすぐりの作品を展示し、現代美術の潮流とともに表現の多様性を紹介します。また、特集「ヒロシマの現代美術」では、原爆の被害やその後の歴史、現代社会に及ぼす影響といった、被爆都市・広島において活動する美術館としてひときわ重要な事柄をテーマとして取り上げ、現代の美術表現との関わりを検証します。広島について語る際に、被爆地としての側面を強調するものとして用いられる「ヒロシマ」というカタカナ表記は、反戦や反核兵器の思想、そして人類全体の問題として、世界の恒久平和を願う精神との結びつきにおいても用いられてきました。この特集では、当館が作家に「ヒロシマ」をテーマとした制作を呼びかけ、収集した制作委託作品を中心に紹介します。
主な出品作家
「コレクションハイライト」
ホルスト・アンテス(ドイツ画家),アルベルト・ジャコメッティ(スイス出身の彫刻家)等。
特集「広島現代美術」
ギュンター・ユッカー(ドイツ)等。
主催者名
広島市現代美術館
日時
2016年07月01日 10:00 - 31日 17:00
場所
広島市現代美術館732-0815 広島県広島市南区比治山公園1-1