2013年好評を博し、彼のファンのみならず訪れた多くの人々を魅了したミヒャエル・クーデンホーフ=カレルギー絵画展。今展では前回から3年の時を経て、より成熟され研ぎ澄まされた思想、幻想的でいてどこか温かみのある世界観をご覧いただける場を提供いたします。
日本人として初めて国際結婚を果たした青山光子を祖母に持ち、汎ヨーロッパ連合の主宰者であるリヒャルト・クーデンホーフ=カレルギーを伯父に持つという異色のアーティストのミヒャエル。2013年にはオーストリア共和国より、プロフェッサーの称号(日本の文化勲章に当る)を得、ますます名実ともに輝かしい功績を残しています。
そんな彼の描き出す作品は現実と非現実の中を彷徨ってしまうほど美しく、実に繊細なタッチの数々からはミヒャエル自身の心が伺えるものばかり。風景・自然・動物、実在する全ての物を独自のフィルターを通し、全身全霊で創り上げられた作品はすがすがしささえ感じられ、自然に我々の五感に馴染んでいきます。
今回の特徴としてあげられるのは「ウィーン」の伝統的な美しさです。歴史ある建物や風景、その土地でしか感じることの出来ない情景の数々が玉手箱を開けてしまったかのような超自然的な感覚で表現されています。ミヒャエルの精魂こもった神秘的な絵画をこの機会に是非ご覧ください。
主催者名
Bunkamura Gallery
日時
2016年01月19日 10:00 - 02月07日 19:30
場所
Bunkamura Gallery〒150-8507 東京都渋谷区道玄坂2-24-1