日本在住のドイツ・オーストリア・スイス出身の“通”たちが、各国を体感できるグルメやスポットを紹介する「Insider Tip」。ドイツ・ミュンヘン出身のサンドラ・ヘフェリン(Sandra Häfelin)さんが「ドイツパンといえばここ!」と推すパン店とは……。

――今回は本格的なドイツパンが買えるお店を教えていただけるそうですね。

「ドイツのパンってどんな感じ?」と聞かれたら、言葉でいろいろ説明するよりも「ショーマッカー(Schomaker)」のパンを食べるべし、と答えたいですね。

出典: © Sandra Häfelin

――ショーマッカーさんは、どういった点が特別なのでしょうか?

やっぱり“本場の味”なのが最強です。ドイツ人にとっては、あんパンのように甘くない、バターを塗ったりハムをのせて美味しくいただけるものこそがパンなのですが、まさにそのもの。店主の清水信孝さんがドイツで修行をされたというのも納得です。

――とくにおすすめのパンはありますか?

前述のとおり、バターとハムでいただきたいロゲンブロート(Roggenbrot)や、プレッツェル(Breze)が私のお気に入りです。ひまわり・かぼちゃの種、ライ麦の押し麦、ケシの実それぞれの味が楽しめるパーティークランツ(Party-kranz)は、見栄えもいいので差し入れにもぴったりですよ。

――ドイツパンをあまり知らない人にもぜひ紹介したいですね。ありがとうございました!

出典: © Sandra Häfelin

Information
ショーマッカー(Schomaker)
東京都大田区北千束1-59-10
TEL 03-3727-5201
営業時間 09:00-18:00
月曜定休
※ウェブ注文も可
www.schomaker.jp

Tip Giver
サンドラ・ヘフェリン(Sandra Häfelin)
ドイツ・ミュンヘン出身のコラムニスト。日独ハーフであることから、「ハーフはナニジン?」、「ハーフといじめ問題」、「バイリンガル教育について」など、「多文化共生」をテーマに執筆。著書に『ハーフが美人なんて妄想ですから!!』(中公新書ラクレ)、『ニッポン在住ハーフな私の切実で笑える100のモンダイ』(原作、漫画: ヒラマツオ/KADOKAWA)、『「小顔」ってニホンではホメ言葉なんだ!?~ドイツ人が驚く日本の「日常」~』(原作、漫画: 流水りんこ/KKベストセラーズ) など計11冊。ホームページ 「ハーフを考えよう!」 を運営。読売新聞「大手小町」にてコラム連載中。otekomachi.yomiuri.co.jp/tag/sandra

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