ティムとヤンのドイツ語講座 (139): sein Fett weg bekommen

二人の会話

Tim: Mein Vater hat gestern ganz lange mit meiner Schwester geschimpft. Die wechselt alle vier Wochen ihren Freund.
Jan: Das geht ihn doch gar nichts an. Dein Vater ist aber schlecht gelaunt.
Tim: Ich weiß. Aber bald krieg ich mein Fett weg – ich studier’ schon viel zu lange.

わからない単語があったら調べてみよう! → 和独辞典

解説

„sein Fett weg bekommen“(脂肪を分け前としてもらう)とは、「当然の罰を受ける、どやされる」という意味。脂肪(Fett)と言っても、自分のお腹についちゃったぜい肉のことではなく、自分の分け前の脂肪のことです。昔は農家で秋に豚を屠殺するとき、作業を手伝った人たちはその仕事量に応じて肉や脂肪(ラード)を分けてもらう習慣でした。脂肪より肉をもらうほうがいいに決まっていますから、次第に皮肉っぽい意味合いで使われる成句に転じたという説もあります。この表現は、動詞が(ab)bekommen、 (ab)kriegenになる場合もありますが、意味は同じです。

なんとデアディダスの「ティムとヤンのドイツ語講座」が三修社から出版されました!
本書にはこれまでサイトで紹介されてきた180個すべての慣用表現や俗語的表現が掲載。ティムとヤンの会話も日本語訳され、解説もより充実し、さらにわかりやすくなりました。QRコードを読み取れば、簡単にビデオにもアクセスできて、2人の会話を何度でも繰り返し聞くことができます!
デザインもティムとヤンにぴったりなポップで楽しい仕上がりになっています。

ティム・ペータース (Tim Peters)
ドルトムント生まれの25歳。シンガーソングライター。すでに7歳の時からテレビに出演。
大の日本食好きで、週に一度はデュッセルドルフにある日本料理店『NANIWA』に行き、寿司や味噌汁、うどんなどを食すのが習慣。もっとティムについて知りたい人は彼のYouTubeチェンネルFacebookページを覗いてみてください。PVの他にも、7歳の時のティム秘蔵映像を見ることができます。

ヤン・オーバーハウス (Jan Overhaus)
ミュンスター近くの小さな街で生まれ育つ。現在28歳。大学で電子工学を学ぶも、その長身でクールな顔立ちからファッションモデルとしてキャリアを積む。最近では俳優としても活躍している。大学で第二外国語に日本語を選択したことから、片言の日本語が話せる。もっとヤンについて知りたい人は彼のFacebookページを閲覧してみてください!

監修

赤坂桃子
上智大学文学部ドイツ文学科卒。ドイツ語・英語翻訳者。訳書にM・ボルマン『希望のかたわれ』『沈黙を破る者』、M・ローゼンバッハほか『全貌ウィキリークス』、H・クリングバーグ『人生があなたを待っている──『夜と霧』を越えて』、L・ザイヴァート『いそぐときほど、ゆっくりと』など多数。

「ティムとヤンのドイツ語講座」を見逃さないためには!?
当講座は、平日毎朝配信されます。「ティムとヤンのドイツ語講座」のメルマガにご登録いただくと、最新動画がサイトにアップされた際にご希望のメールアドレスにご案内メールをお送りいたします。二人の会話を見逃さないためにもぜひご登録を! ご登録はこちら

「ティムとヤンのドイツ語講座」を気に入っていただけましたか?
デアディダスのFacebookページにぜひ「いいね」をお願いします!

「ティムとヤンのドイツ語講座」の撮影シーンや当講座に対する私たちの想いについて知りたい方は以下のリンクより
メールマガジン第14号 
いよいよ始まる「ティムとヤンのドイツ語講座」