ドイツ人と日本人の働き方の決定的な7つの違い。ピクトグラムで表すとこうなる!
1. 時間厳守

ドイツ人も基本的には時間を守る。しかし、彼らの時間厳守の中には所謂「アカデミックの15分」という遅れが含まれている。15分以内の遅れは許容範囲内で、批判されることはない。それに対して、日本ではほんの少しの遅刻も失礼に値する。

出典: © Verlag Königshausen & Neumann GmbH, Würzburg 2012
出典: © Verlag Königshausen & Neumann GmbH, Würzburg 2012
2. ヒエラルキー

ドイツの場合、上司と部下の距離は短く、コミュニケーション上もフラット化していて、気軽にどんなテーマであっても上司と話すことができる。日本の場合、上司は、ほとんどの部下にとって遠く離れた存在で、上司を敬っていることを、常に言葉遣いや身のこなしで表さなくてはならない。

出典: © Verlag Königshausen & Neumann GmbH, Würzburg 2012
出典: © Verlag Königshausen & Neumann GmbH, Würzburg 2012
3. 外から見た上司

ドイツの上司らは、自意識を強く持ち、常に自身を外へ向けてアピールする。会議でも多く発言し、ジャッジメントを促す。日本の上司らは外へ向けて、自分の意見や感想を発することに消極的で、部下や他人の話を聞いて、一人頭の中でいろいろと考えや思いを巡らすが、他人はその中身を知ることがなかなかできない。

出典: © Verlag Königshausen & Neumann GmbH, Würzburg 2012
出典: © Verlag Königshausen & Neumann GmbH, Würzburg 2012
4. オフィスの座席配置

ドイツでは基本的に上司と部下が同じ部屋で仕事をすることはない。上司には沢山の窓がついた明るい部屋が用意されている。社員も隣の人とぴったりとくっついて仕事をすることはなく、間隔が広く設けられており、デスクも大きい。

日本の場合、上司のデスクも、部下の仕事場と同じルーム内に置かれることがれことがほとんど。部下らより若干広めのデスクと左右に人がいないというのが唯一の違いか。部下らは狭いデスクで、隣や前後に座っている同僚の動きと音を感じながら仕事をする。

出典: © Verlag Königshausen & Neumann GmbH, Würzburg 2012
出典: © Verlag Königshausen & Neumann GmbH, Würzburg 2012
5. プレゼンテーション

ドイツ企業のプレゼンテーションは、コーポレートアイデンティティに沿って行われ、規定のフォント、カラー、デザイン、ロゴなどを利用し、企業の存在価値を発信することに努める。日本企業の場合、プレゼン用の社内規定を設けているところはあまりなく、各々が思い思いに作成した資料でプレゼンが行われる。

出典: © Verlag Königshausen & Neumann GmbH, Würzburg 2012
出典: © Verlag Königshausen & Neumann GmbH, Würzburg 2012
6. オフィスでのコミュニケーション方法

記録とスピードを重視する働きかたを好むドイツ人は、仕事のやりとりにメール、電話、ビデオカンファレンスを使う。日本の場合、「付き合い」というものが大切にされ、実際に顔を合わせてコミュニケーションをはかることに努める。用事がなくても日本人が取引先に対して行う「クライアント詣で」は、ドイツ人には理解できない非常に非合理的なことだ。

出典: © Verlag Königshausen & Neumann GmbH, Würzburg 2012
出典: © Verlag Königshausen & Neumann GmbH, Würzburg 2012
7. 会議後に行うこと

ドイツの場合、顧客との会合や会議の後、信頼関係を強めたり、確認し合うために固い握手を交わす。日本の場合、お辞儀とお礼の言葉を何度も繰り返し、ちょっとした贈り物を手渡す。

出典: © Verlag Königshausen & Neumann GmbH, Würzburg 2012
出典: © Verlag Königshausen & Neumann GmbH, Würzburg 2012

出所: Rita Menge/Nadine Steiger; Eiche und Bambus. Japaner sind anders – Deutsche auch. Königshausen & Neumann 2012.