ドイツでは2016年、 「ビールの年」です。ピルスナー、シュヴァルツ、ヴァイツェンなど、日本でも味わえる5種のドイツビールを飲み比べ!
色々な料理と相性が良いビール。口当たりの軽いビールにはさっぱりした料理、濃厚なビールには味の濃い、肉料理などが良く合う。はたまた、コーヒーや紅茶の代わりに、甘いビールをデザートと一緒に味わう人もいる。ドイツビールのタイプ別に相性の良い料理を紹介しよう。
【種類】ピルスナー
ピルスナーはドイツで最もポピュラーなビール。実に市場の3分の2を占めている
【銘柄】『プレミアム ピルス』ビットブルガー
【特徴】見た目は透き通った金色。純白のクリーミーな泡と、ホップの苦味、麦芽の風味が楽しめる。ほどよく発泡し、後味はさっぱりとしていてさわやか
【相性の良い料理】さまざまな料理と相性が良く、魚介や肉料理はもちろん、香りの強いチーズにも合う。また、スパイシーなエスニック料理、レモンショートブレッドやフレッシュフルーツを添えたザバイオーネなど、軽めのスイーツを合わせるのも良い。
【種類】シュヴァルツビール
旧東ドイツで中世に誕生したダークブラウンのビール。シュヴァルツはドイツ語で「黒」を意味する
【銘柄】『ケストリッツァー』シュヴァルツビア
【特徴】ダークブラウンにローストしたモルトがアクセントのビール。口当たりはリッチでマイルド。ほどよいコクが広がる。クリーミーな泡に、チョコレート、コーヒー、バニラのアロマが香るラガーの味わい
【相性の良い料理】ステーキやジビエなどのジューシーな肉料理に良く合う。スパイシーなアジア料理や、アメリカ南部の郷土料理であるブラックアイドピーズ、ダーティーライス、オクラ、ジャンバラヤなどのブラッケンドフード、酢豚や餃子、クリスピーダックといった中華料理との相性も抜群
【種類】デュンケル
ドイツのバイエルン州で誕生したビール。デュンケルとはドイツ語で「暗い」を意味する
【銘柄】『デュンケル』エルディンガー ヴァイスビア
【特徴】小麦と大麦、両方のモルトから作られるビールで、モルトはその黒々とした色と、独特のコクを与えるカラメルモルト。苦みは控えめで、チョコレートやバナナに似た風味が感じられる。直射日光や熱によって風味が損なわれるため、冷暗所で保存するのが大切。
【相性の良い料理】シュヴァルツビールと同様
【種類】ドッペルボック
通常のビールがアルコール度数5%程度に対し、ドッペルボックは7〜13%と非常に高アルコールのビールである
【銘柄】『EKU 28』クルンバッハ醸造所
【特徴】濃い琥珀色をしたビールは苦みが少なく、甘く深いコクを持ち合わせている。商品名にある「28」は、ドイツで採用されている麦芽エキスの濃度を示す単位
【相性の良い料理】鹿肉、アヒル、ガチョウ、イノシシなどのジビエ料理と相性が良い。じゃがいもや人参を使った素朴な料理やソーセージ(スパイシーなものは除く)、チョコレートケーキやクレームブリュレなどのスイーツ、そして、カマンベールやフォンティーナといったクリーミーなチーズにもこのビールはよく合う。
【種類】ヴァイツェンビール
50%以上の小麦麦芽から作られるヴァイツェンビール。発祥の地であるバイエルン州のものは、60〜70%の小麦麦芽から作られる。日本では「白ビール」の名前で知られている
【銘柄】『ヘフェ ヴァイスビア』パウラーナー
【特徴】濾過していないためやや白く濁っており、酵母を含んでいる。バナナに似たフルティーなアロマと共に、ピリッとした酸味とスパイシーな風味が口の中に広がる。非常にまろやかなホップと、白くクリーミーな泡もこのビールの特徴。8〜10°Cに冷やし、細身の背の高いビールグラスで飲むのがベスト。
【相性の良い料理】サラダ、寿司、鶏肉料理などの軽めの料理に良く合う。水牛のモッツァレラチーズをはじめ、クリーミーなチーズとの調和は最高だが、デザートと合わせるにはさっぱりしすぎる。チョリソーやタコスを代表とするラテンアメリカ料理など、ほどよく香辛料が利いたつまみは持ってこいだ。
上記のビールが5本セットになったスペシャルボックスは、以下のサイトから購入可能。是非、実際に自分の舌で、その真意を確かめてみて欲しい。