訪れる人の数、年間実に300万人。特別な体験ができる、ミュンヘン市内の「BMWヴェルト」をご案内しよう。

毎年300万人が訪れるという、ミュンヘンの「BMWヴェルト(BMW Welt)」。その数はノイシュバンシュタイン城を訪れる観光客の約2倍だ。2007年のオープン以来、2000万人以上がこの場所に足を運んでいる。

出典: flickr/Wojtek Burak CC BY-NC 2.0

BMWヴェルトとは、いわば「BMW車の巨大ショールーム」。建築にあたっては、「メッセ会場のような退屈なものではなく、神殿のような雰囲気に加え、知識の応酬やコミュニケーションの中心地となるような建物に」との思いが込められているという。

出典: Facebook/BMW.Welt

子どもも楽しめる展示やシミュレーター、星付きレストランにイベントホールと、ここはただのショールームではない。車の購入予定がない人でも、存分に楽しむことができる。

最新モデル車を目の前で吟味し、試乗できるのはもちろんのこと、購入した車をここで直接引き取ることも可能。念入りに点検された新車を特別なプラットフォームで引き取り、記念写真を撮った後に、ハンドルを握って街に飛び出す――客たちの顔は一様に誇らし気だ。

こちらは引き渡しの前に、再度磨きをかけられる車たち。

出典: Facebook/BMW.Welt

BMWヴェルトの向かい側には「BMWミュージアム」が建ち、こちらも年に50万人が訪れる。BMWの歴代の名車などが展示され、ファンにはたまらないスペースだ。

出典: bmw-welt.com

本社や工場も隣接するBMWの一大本拠地。観光地としても一度は訪れる価値のある場所だ。

出典: flickr/Mariano Mantel CC BY-NC 2.0