ドイツの子供番組に登場するマウスは、仲良しエレファントと一緒に、飄々と問題を解決する人気のキャラクター。愛すべきおとぼけマウスの奮闘がじわりとイイ
毎週日曜日11:30からARDで放映されているドイツの子供番組”Die Sendung mit der Maus”内のショートアニメのキャラクター「ディ・マウス(die Maus)」。トロンとした目に愛くるしい表情。1971年に登場してからドイツ人がこよなく愛する国民的人気キャラクターである。マウスの仲間は象のエレファントとアヒルのエンテ。
どのキャラクターも言葉を話さない代わりに、効果音や音楽で物語が進む。キャラクターに名前はない。番組内で内容やテーマが変わる際に登場し、マウス達が毎回小さな問題を解決する。
マウスは女の子でも男の子でもない。問題を解決するために、足を思いのままに伸ばしたり、尻尾を自由自在に活用したり、お腹の中から道具を取り出したりできる。ドイツのドラえもん?と言われたりする所以はここにあるのか。
象のエレファントはマウスより小さい。本当はネズミよりずっと大きいはずなのだが。好奇心旺盛で、気まぐれ。でも優しい。自慢の鼻をラッパのようにぷーぷー鳴らす。昼寝好きで、マウスが失敗するとよく笑う。
エンテはマウスより小さいが、エレファントよりは大きい。キャラクターのサイズは、実際とちょうど逆になっている。エンテはちょっと生意気で、トラブルメーカー。

バレンタインのマウスとエンテ。

70年代以降に子供時代を過ごしたドイツ人は誰もがマウスとその仲間たちを知っている。

エアフルト(Erfurt)の街の歩道にいるマウスとエレファント。

外務大臣シュタインマイアー氏のベルリンオフィスを訪問した時のマウス。外務大臣も嬉しそう!

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