同名のスイス企業が開発した2人乗りのトゥワイク(Twike)は、コンパクトで環境に優しい、未来型ノリモノだ。
トゥワイク誕生のきっかけになったのは、チューリッヒの大学生グループによる研究。当初はカバーつきの電動自転車とも呼べる簡素な姿だったというが、そのポテンシャルに注目したスイス企業トゥワイク社が製品化に成功。

その後、2002年にドイツのファインモバイル社に買収され、現在トゥワイクはヘッセンで生産されている。

トゥワイクが公道を走ることを許可されたのは1995年から。4馬力のモーターによって駆動し、最高時速は85km、連続走行可能距離は500kmだというから驚く。
オプションペダルは自転車の面影を残していて楽しい。助手席側にも備え付けられているので、ともに運転している感覚を味わえる。方向やスピードをコントロールするのは「ジョイスティック」。なんともワクワクする乗り物だ。

エネルギー消費量が4~8キロワットと非常に低いのも特徴で、同程度の性能の通常車は5~11倍を消費するという。1kmあたりのコストがわずか8セントなのもうれしい。

走行している様子はこちら。スポーティーで小回りがきき、なにより運転そのものの楽しさを味わえそうだ。
これまでの販売数約1000台と生産台数が限られているため、価格は現状では25000€から55000€とやや高価だが、トゥワイクが日本の道路をすいすいと走る日がやってくるかもしれない。

次期モデルとなるトゥワイク5のデザインはまだシークレット。まずは構造図を見てイメージをふくらませてほしいという。
