日本語でプラーター公園と呼ばれる「Wiener Prater」は、ウィーン市内にある最大規模の公園。そしてその一角にはなんとも楽しい遊園地が……。
ウィーン市内の中心部に位置する「ヴィーナー・プラーター(Wiener Prater)」は、面積600万㎡、セントラルパークの約2倍の広さを誇る公園。敷地内には森や草地もあり、ゆったりとしたひとときを過ごすために多くの人が訪れている。
しかし、何といってもおすすめなのは公園内にある遊園地!伝統的な移動遊園地とモダンなアトラクションが混在する楽しい空間だ。
なかでも有名なのは、名作映画『第三の男』にも登場した観覧車。
ヨーロッパ最大級だという、インドアでスカイダイビングを体感できるアトラクション。これはぜひトライしてみたい!
一番新しいアトラクションはこちら。レーザーで照らされた暗闇のなかをジグザグに走る屋内型のジェットコースターで、スリル満点。
20分かけて園内を走る小型機関車も子どもたちに大人気。
プラーター公園のはじまりは、当時の神聖ローマ皇帝ヨーゼフ2世が狩猟場を一般にも開放した1766年4月7日。1873年には同場所で万国博覧会が開かれ、行楽地としてより多くの人々が足を運ぶようになった。
開園250周年を記念して、観覧車のゴンドラが1897年当時のものに再現されている。
遊園地の営業は3月から10月まで。園内はオクトーバーフェストの雰囲気さながらで、ビールはもちろん、オーストリア風に「シュテルツェン(Stelzen)」と呼ばれるシュバイネハクセ(Schweinshaxe、豚の脚のロースト)も味わうことができる。
ウィーンのまた違った一面を楽しめるプラーター公園。「オーストリアの行きたいところリスト」にぜひ加えてほしい。