世界最優秀ゴールキーパー」に3度、「UEFA欧州最優秀ゴールキーパー」に4度輝いた伝説のドイツの守護神は、超強面だがフレキシブルなお茶目さんだった
ブンデスリーガで8度、ドイツカップで6度優勝したオリバー・カーン(Oliver Kahn)だが、W杯ではついに頂点には立てなかった。
2002年、横浜のスタジアムでの決勝戦、ブラジルに敗れ準優勝に終わった。1969年生まれで身長は188cm。
1. ニックネームは『タイタン』
タイタン(Titan)とは、ギリシャ神話に登場する神で巨大な体を持つとされる。カーンが股関節に入れた人工関節の材質もチタン(Titan)性だった!
2. 好きな食べ物は「草以外のもの全て」
「草は仕事中に十分食べているから」だとか。ボール目掛けてスライディングするゴールキーパーは、フィールドの芝をよく味わっているらしい。
3. 趣味はゴルフと読書
4. 経済学学士と経営学修士(MBA)を持つ
引退後に大学に通い、経営学を学びMBAを取得した。
5. プライベートでは、パッチワークファミリーを形成している
10年前に離婚した元妻Simoneとの間に、Katharina-MariaとDavidという二人の子供がいる。離婚から2年後に再婚し、現妻Svenjaとの間にも5歳の息子Julianがいる。
6. モットーは「絶対諦めない!(GIB NIEMALS AUF!)」と「前へ、常に前へ!(Weiter immer weiter!)」
カーンは常に興奮状態でプレーすることで有名だった。アドレナリンが過剰分泌されている状態でゴール前に立つのが彼のスタイル。オリバー・カーンのベストプレー集
7. ドイツ代表のキャプテンも務める
2002年から代表引退を表明する2006年までドイツ代表のキャプテンだった。
8. 2012年にビジネス・パートナーと一緒に起業
「Titaneon Media AG」という会社で、例えばサッカーファンの声を調査・分析するなど、サッカー周辺ビジネスを展開している。
9. 多くの愛される名言を残している
ある試合後の有名なインタビュー。ピッチで気絶したカーンに、まずチームメイトが助けに駆けつけたのだが、それについて聞かれると「彼の愛撫には全く気づかなかったよ」と答えた。
10. 引退後はドイツのテレビ局ZDFでコメンテーターをしている
口が達者なカーンは専門家として解説するのだが、そのコメントは現在の代表選手をイラつかせることも!その他にも、おしゃべりを活かしてイベントの司会などもこなす。テレビCMにもどんどん出演していて、ダイエット用品からサッカーくじ、ソーセージまで宣伝していました。
11. オリバー・カーン財団を設立
恵まれない境遇の子供達の教育を支援する財団を運営し、薬物中毒や犯罪者になることを、サッカーによって食い止めようと活動している。彼の想いを綴った本も出版されている。
12. 引退後のダイエットもちゃっかりお仕事に!
引退後、座ってばかりで運動をしないため、誰の目にも明らかな程に太ってしまったカーン。アメリカのダイエットセンター「ウエイト・ウォッチャー(Weight Watchers)」のプログラムで減量に成功し、しばらくの間広告塔となっていた。